AI Portfolio Logo
← 実績一覧に戻る

AIを活用したゲームアセット自動生成プロトタイプ開発

Generative AIImage GenerationStable Diffusion

プリプロ段階でコンセプトアート・UI用アセットの量産に工数がかかっていた課題向け。画像生成AIでドメイン特化のアセットを高速に量産するプロトタイプパイプラインを検証。PoC/制作効率化の参考。

プロジェクトの課題 (The Problem)

ゲーム開発プロジェクトにおける初期段階(プリプロダクション)では、コンセプトアート、キャラクターデザインの素案、UIモックアップ用のアセットなどを大量かつ迅速に用意する必要があります。

しかし、これらの2Dアセット制作をすべて人間のアーティストの手作業に頼ると工数とコストが膨大になり、様々なアイデアの検証サイクルのスピードが落ちてしまうという課題がありました。

解決策・アプローチ (The Solution)

画像生成AI(Stable Diffusion等)を活用し、ゲーム開発の特定のドメイン(例えばダークファンタジー世界観など)に特化したアセットを高品質かつ高速に量産できる、プロトタイプ生成パイプラインの検証を行いました。

ゲームアセット生成 パイプラインイメージ

1. プロンプトエンジニアリングとモデル検証

アートディレクターがもつ「こういうテイストが欲しい」という指示を、画像生成AIが理解できる厳格なプロンプト構文として体系化。また、プロジェクトの世界観に最もマッチするStable DiffusionのベースモデルやLoRA(追加学習モデル)の選定・検証を実施しました。

2. ControlNetを用いた構図の制御

「単純に綺麗な絵を出す」だけでなく、ゲームアセットとして実用的なものにするため、ControlNet等の拡張機能を活用して「キャラクターのポーズ」や「アイテムのシルエット」を人間側で完全にコントロールしつつ、ディテールアップだけをAIに任せるワークフローを設計しました。

3. プランナー視点でのAIコンサルティング

技術的なパイプライン構築だけでなく、長年のゲームプランナーとしての知見を活かし、「どの工程でAIを使えば最もROI(費用対効果)が高いか」「AIが生んだアセットを企画や仕様書にどう落とし込むか」というプロセス全体のコンサルティングを行いました。

成果・インパクト (The Impact)

初期段階のアイデア発散(ブレインストーミング)やモックアップ制作において、これまで数日かかっていたアートワークの準備を数時間体制に短縮。 アーティストが「ゼロから生み出す苦労」から解放され、「生成された多数のバリエーションから最適なものを選び、ブラッシュアップする」という、よりクリエイティブなディレクション業務に集中できるパイプラインの有効性を実証しました。